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「母の今後」その4

母の退院後の準備は着々と進んでいます。
何やら、内容が僕の備忘録みたいになってきました。(笑)

さて次は、今迄住んでいた区の高齢者住宅の返却です。
すでに、荷物の整理は済んでいるので、荷物の処分に関して相談しました。
大田区の高齢者住宅管理窓口です。

話は簡単で、手続きは必要書類に記入して窓口へ鍵を返却すればそれで完了。
荷物は、専門業者に頼んで「産業廃棄物」扱いで、一括処分できるという事でした。
母の、90年生きてきた証の品々が何もかも全て、「産業廃棄物」扱いなのです。
そうした家財一式を処分する専門業者があるという事は、それだけ需要があるという事です。
何かやりきれない思いはありますが、確かに、それは分別する必要もなく一番簡単な方法なのです。
業社を紹介してもらって、見積もりを依頼しました。

荷物は先週次のように仕分けました。
新居に持ち込む物。
日常で使っていた外出用の洋服、パジャマ、肌着、タオル、そして枕等。
電動ベッド、布団はレンタルです。
気に入りの食器、ポットや電子レンジなどの電化用品、
特に、寝たきりになってから、ベッドから手の届く範囲にあったものは愛着ある物と判断して持ち込む事にしました。

次に、整理の段階で、「これは残しておこう」と思ったものや、判断に迷ったものは全て僕のマンションの貸倉庫で保管することにしました。
この、決断で多少気持ちが楽になりました。
アルバムや、日記、針箱、裁縫箱、ミシン、手芸の作品、一部手芸の材料等です。
そうそう、あの「母の小さな世界」も大事に保管します。

そして、処分の対象が、お気に入りだったのにもう着れない洋服や着物。
手芸のために溜め込んだ、端切れや、綺麗に分類されたボタンやファスナーなどの材料。
何より、私生活で自分が関わった全てを記録していたのではないかと思えるほどの、切符、パンフレット、入場券、果ては箸袋やマッチのラベルまで、整然と整理された段ボールの数々。
新居に持ち込めない、多量の愛読書、使い道のない食器、その他処分できずに手元に置いてあった品々です。

月曜に退院が決まりました。
不動産会社から審査が通ったという連絡が来たので、今日契約です。
鍵を受け取り、明日、荷物を搬入して受け入れ準備を整えます。

廃棄する荷物の処分は来週末にしてもらって、もう一度廃棄すべきか確認しようと思っています。

再掲載・・・もう見る事のない、「母の景色」。
111010
WH-WATSON SM COPIC /水彩色鉛筆


以前の記事→「母の風景」

雀の親子に、ちゃんと報告してあげなくてはいけませんね。(笑)

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[ 2015/02/27 ] 母の事 | TB(0) | CM(4)